CRYBABY ワウ GCB-95改造 ☆その弐~!!
バッファ回路除去により、全体の音量が下がってしまい、ペダルON/OFF時に音量差が出てしまうから、Volume/Gain MODと呼ばれる改造が必要となります。抵抗定数変更ですが、ここに可変抵抗を使えば、いつでも自由に抵抗の定数を変えることが可能となります。
そこで、ワウの音色効果に影響している5種類の抵抗を可変抵抗にすることで、自分好みの最適な抵抗定数を見つけ出したり、普通ではできない抵抗定数を組み合わせてワウ効果で音の変化を楽しめるで~!!
①Volume/Gain MOD
R15の抵抗を除去して、そこから配線を引き下の画像左側の可変抵抗器につないでいます。デフォルトは68KΩですが、トゥルーバイパス対策で最適定数は47KΩ ワウエフェクトの音量とゲイン(ちょこっと、歪ませることもできる。)を上げたければ自由に変化も可能やで~
※使用可変抵抗器 250KΩ Aカーブ
②Vocal MOD(QMOD)
①同様の作業をR5の抵抗でやります。下の画像右側の可変抵抗器につないでいます。最適定数は33KΩで、これは、ワウのQ(掛かり具合)をコントロールできるで~
※使用可変抵抗 100KΩ Aカーブ
③Mid Boost MOD
R1の抵抗を除去して、そこから配線を引き下の画像右側の可変抵抗器につないでいます。最適定数は2.2KΩで、可変抵抗の手持ちが1KΩしかなかったので、手持ちの金属皮膜抵抗2KΩを間にかまして3KΩにしています。中音域をブーストしてかなり太い音になります。これは、たまらんで~
※使用可変抵抗器 1KΩ+金属皮膜抵抗2KΩ Aカーブ
④Bass/Gain MOD
R9の抵抗を除去して、そこから配線を引き下の画像左側の可変抵抗器につないでいます。最適定数は390Ωで、低域音を強調と全体の音が締まります。ただ、R9の抵抗はトランジスタのアースを介しており、可変抵抗器を回すとボソボソノイズが出るから、可変トリムにしたほうが良いかもやで~
※使用可変抵抗 1KΩ Aカーブ
⑤周波数Range MOD
C2ブランク箇所から配線を引き下の画像右側の可変抵抗器につないでいます。
上位機種用であるんか知らんけど、基盤に何もない状態のところから配線することでこの改造が可能らしいのでやったで!! 最高域~最低域の音幅の広さをコントロールできるわ~!!
※使用可変抵抗 100KΩ Aカーブ
⑥JH-1化 MOD
C5コンデンサーを除去し配線をトグルスイッチにつないでコンデンサー2種類をセレクトできるようにしたで~!!コンデンサーの種類と定数変更により周波数の中心を上下にずらすことで、ジミヘンのシグネイチャーモデル JH-1にできる改造やで~!!デフォルトはコンデンサー定数が0.01μFでジミヘンが0.022μFやから、1と2をトグルスイッチで切り替えできるように作ったで~!!これもかなり変化するから、たまらんぜ~!!
1、メーカー不明緑のフィルムコンデンサー0.01μF
2、Sozo NextGen Yellow Mustard Vintage 223(0.022μF) 500V
※ほんまは、トロピカルフィッシュと呼ばれるNOSのコンデンサー使わなあかんみたいやけど、高いし手に入れられんから却下じゃ~!!(SOZOで十分だぜ~!!)
↓こんな感じで、2極6ピンのトグルスイッチ使って作ったセレクターやで~!!
黄色のでかいやつ(SOZO)にしたら、じみへんになれるで~!!
2コメント
2022.03.05 13:29
2022.02.04 16:45